インターネットVPN経由でWindowsファイルサーバーにアクセスすると、極端に表示速度が落ちてしまいますが、これは、CIFSプロトコルの仕様が原因です。レイテンシが3msを超えると、急激に不安定になってしまいます。
ここでは、低コスト(といっても、他の選択肢に比べれば、という意味)で実行できる解決策を2つご紹介します。
1. 全てのWindows OSをVista/7/2008にアップグレードする
Vista以降のWindowsでは、SMBが2.0にバージョンアップされているため、30%程のパフォーマンス改善が期待できます。更に、2008 R2からは、SMB 2.1となり、7との通信において、最適化が行われています。 導入されているクライアントOSが、比較的新しいものが多い場合には、有力な選択肢となるでしょう。
2. RemoteAppの導入
クラサバアプリのパフォーマンスを改善したい場合には、特定のアプリケーションウィンドウのみリモートで開けるRemoteAppがオススメです。導入には、Windows 2008以降のサーバーOSと、TSライセンス(1ライセンス数千円程度)が必要となります。
この他、シンクライアントやWAN高速化装置を導入するという選択肢もありますが、大企業以外では、予算的に厳しいので、あまりおすすめできません。
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